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2012年10月21日

購買力平価 

以前、なぜ円独歩高になるのかと疑問に思っていたところ、コメントでドルの購買力平価を超えたより戻しが原因だとの指摘を受けました。
ところで、購買力平価って何?
ということで、調べてみました。

天下の野村證券のHPによると

購買力平価:
為替レートの決定メカニズムの仮説の一つ。
ある国の通貨建ての資金の購買力が、他の国でも等しい水準となるように、為替レートが決定されるという考え方。
あるモノが日本で120円、米国で1ドルである場合、1ドル120円であれば、120円(1ドル)は日本でも米国でも、それを1単位として購買する力を持っており、購買力平価が成立していることになる。

この購買力平価の計算には、いろいろと指標が使われるのだそうです。GDPから計算したり、マクドのビッグマックやコカ・コーラから計算したり。
(ビッグマック指数= 日本でのビッグマックの価格(円)÷海外でのビッグマックの価格(現地通貨)

さて、この購買力平価ですが、為替レートの動向についてほとんど何も教えてくれない、現実を説明できないと言われています。
しかし、実際には、長期の為替レート予測のための最善のツールとして、相対購買力平価説は頻繁に使われているそうです。
つまり、為替レートの動きは長期的には相対購買力平価に従うということです。

この購買力平価は、日本が変動相場制に移ってから、どんどん安くなってきています。
卸売り物価指数でみる購買力平価でみる、USD/JPY相場は、現在116円くらいです。そして1985年以降、この購買力平価を長期に超えた円安というのは、起こっていないのだそうです。
12月に襲った恐怖の円高も、現在の購買力平価を行き過ぎた円安のより戻しという理論です。

それでは、この購買力平価が116円ならば、今後はそれほどドル高円安にならないのでは?

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Posted by A at 05:00

2012年10月21日

長期金利と債券価格 

グリーンスパン議長は最後のFOMCで0.25%の利上げを行いました。
これで、米国の政策金利は4.5%になりました。(またまた、毎日のスワップポイントが上がります!)
今後はバーナンキ新議長に、金利の決定権が委ねられますが、今後も利上げ打ち止めをテーマとしたドル相場が継続しそうです。
(ドル弱気になると思います。USD/JPYは下落するでしょうし、それによりEUR/JPYも1-2円下落すると予想いています)

さて、この利上げを受けて、米国の10年債利回りも上昇し4.5%を超えました。
短期金利があがると長期金利(2年、10年、30年・・・)が上がるというのには、色々と理由があるそうです。

例えば、
金利が上がるということは、将来のインフレはこのくらいになるだろうという予想分だけ、長期金利が上がる
金利が上がるということは、経済の成長が続く可能性を示すので、長期投資の需要が増え、長期金利が上がる
将来のことはわからない、という不確実性(リスク・プレミアム)が上乗せされて長期金利が上がる

といった、解釈がつけられています。

さて、長期金利が上がると、債券価格は下がります。逆から言えば、債券価格が下落すると、長期金利はあがります。

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Posted by A at 00:00